久しぶりに自宅に遊びにきてくれた教え子が書棚に並ぶ岩波こどもの本を1冊1冊見ていたとき「ウワァ、これ懐かしい!小さいとき私もやってみたかった…」と声を挙げました。機会仕掛けで朝の支度をするトミーのおはなしです。40年前の出版です(日本では77年初版です。)が、作者は近未来を予想していた!と思わざるを得ません。ちょっと前に放映されていたCFと重なります。子どもはわくわくするのでしょうね。
告白しますと、私は70年代はひたすら絵本を購入していましたので読むのは後回し、というのもかなりあって、これも未だにまともに読んでいなかった1冊です。教え子が帰ったあとにゆっくり読んでみましたが、わたしのようなおばさんはには、?という思いが残りました。トミーの「よし、いまからすっかりこころをいれかえて、ぼくのくらしにあたらしいページをひらくんだ。さもないと、ほんとにもうおしまいだ。」という言葉でほっとしましたが。教え子の報告は、真摯に受け止めます。