実はこのシリーズ皆さんとてもよい、感動したというレビューを書かれていたにもかかわらず、私にとってなぜか惹かれなかった本でした。
題名はどれも素敵なのになぜ主人公がティラノサウルスなのか?
恐竜という点に違和感を覚えたというのが正直はじめの感想でした。
そして、どれもとてもいいテーマなのに、どれがどの話だったかな?とわかりにくい点もなじめなかったのかもしれません。
でも弱肉強食の世界の中!
一番強い!と強がらずにはいられなかったティラノサウルスにいつしか親近感を覚える自分がいました。
本音を吐けずにずっと強いことが正しいと思わされていた・・
ティラノサウルスが心開く過程にせつなさと温かさを同時に感じることができました。
娘も最後までじっと聞いていましたがこの本が言おうとする
主旨を理解するにはいたりませんでした。
宮西さんはこの絵本を誰に読んでもらおうと思ったのでしょう・・。
命を粗末に扱う事件やいじめが多発する世の中。
学生達にも先入観をすぐに抱く大人にも・・きっと読んで何か感じてもらいたいと思っておられるのではないかと推測します。
一回読むだけでは良さはそこまで実感できませんでしたが読めば読むほど!!良さがわかってくる気がします。