「パパとママのたからもの」 みんなの声

うちはまだ一人っ子ですが、この絵本を読んで「○○がパパとママのたからものだよ。」と言うと「たからものってなあに？」と言いながら嬉しそうにしていました。
兄弟だと尚更、パパやママの愛情を独り占めしたいのかな？
大切な友人が二人目を出産したときには、よくこの絵本を贈ります。
もちろん、一人っ子のうちの子も大好きですけどね。
同じ作者の「どんなにきみがすきだかあててごらん」と共に、親子の愛情を言葉や行動でもって表すところが素敵です。
何歳になっても、「たからものだよ。」と言っていきたいです。

　お父さんとお母さんはどっちの方がかわいいのか、兄弟間って結構シビアに考えていますよね。実はわたしも子どもの時、弟が生まれてからそちらにお母さんを取られてしまったような気持ちで沈んでいたことがあって。。そんな時母は、「いつもありがとうね。マイちゃんのこと一番大好きよ」って言ってくれて、その言葉をもらってからちょっと優しくなれたり、ほんとにお姉ちゃんになれた様な気がしたのを覚えています。
　我が家でも下の子が生まれたてのころ、お兄ちゃんが切ない顔をしていたことがありました。あの時の母の気持ちが分かりました。わたしも息子に「一番大好き」って伝えて抱きしめました。そしたらその後に妹を抱っこしようとしたり、優しさを見せてくれるようになりました。
　家族間って案外”言わなくっても通じている”って思って
大切なことを言わなくなっているのかも知れません。とってもかわいいくって、大好きで、宝物なんよ！！って言ってあげるのは照れちゃうけど、この本を読んでいたら、言いたくなって、おやすみ前に二人のかわいいたからものたちに伝えました。なんだか優しい和らいだ気持ちになりました。
　家族っていいなって感じられる温かいお話です。

先日小学校のお話タイムで４年生に読んできました。
たまたまそのクラスは全員上なり下なり兄弟がいて、どの子もこのお話のように思ったことがあったらしくて、「あぁ、俺もこんなんおもったことあるわぁ。」ともらす子もいました。
私も３人の母ですが、ついつい一番上のお兄ちゃんには愛情表現が薄くなっていまい時々「いいよなぁ、ちっちゃい子はそんなん（だっこ）してもらえて。」と言うぼやきにハッと気づかされています。
この本を読んで大きくなっても親の愛情を肌に感じてもらいたいし、また親も子供のちっちゃな心の呼ぶ声に気付いてもらえたらと思います。

兄弟の中で、お父さん、お母さんは誰が一番好きなのか？
これは、兄弟を持つ子供たちにとって、避けては通れない疑問ではないでしょうか。
かくいう我が家も同じような質問が何度も繰り返され、それに対する私の答えがまずいのか、ある時は長女が怒り、またある時は次女がいじけ…、子育ては本当に難しいと感じます。
この絵本の中でも、おとうさんぐまとおかあさんぐまは、同じように答えに困ってしまう質問をこぐまたちからぶつけられるのですが、その答えが、素晴らしいのです。ああ、こんな風に受け止めたらいいのだ、と私自身がとても教えられました。
そして、絵本全体を包み込む暖かな優しい雰囲気。絵もとてもお話に合っています。娘が、一度読んだ後で、いろいろなページを眺めて、「絵」そのものを楽しんでいた様子が印象的でした。

母親である私自身は一人っ子なので、自分と兄弟姉妹を比べて悩んだ
という経験が全くないのですが、そう言えば、うちの長女が
「すぅたん（次女）はパパに似てるからパパに気に入られてる」
と寂しそうに言ったことがありました。
大好きな両親が 兄弟の中で誰を一番好きなのか、
子供にとっては気になって当然なのかもしれませんねぇ。

両親の「君たちみんなが パパとママの宝物なんだ」というメッセージ、
本当にその通りだし、とっても素敵だと思います♪
優しい雰囲気のイラストも相乗効果をもたらしていて
クマの両親の優しい眼差しや子熊の愛らしさが存分に表現されています。
両親から子供達への気持ちがこの絵本には込められていて
本当に素敵だなあと思いました。オススメです♪

「どんなにきみがすきだかあててごらん」の名コンビが
又心温まる絵本を書いたのですね。
自分が一番愛されたい、子供の願いなんでしょうね。
我が家も似たような困った質問をされました。
どっちが一番なんて親にとっては難しいんだよ。
あなた達には他の誰にも比べられない、
良さがある。それは兄弟であっても。
３頭のこぐまたちの
お母さん、お父さんのベストな答え。
この絵本を読んだら子供達もきっと、安心すると思います。
アニタ・ジェラームの親クマの温かい心の広さを
感じ取られるイラストがまた、優しい気持ちにしてくれます。

学生が授業で読んでくれました。大勢の前で読むだけに担当者はしっかり読む練習をしてきます。だから学生たちも安心して見ていられるだろうと思います。

子どもの持つ素朴だけど大切な質問に対して、一人一人丁寧に答えているくまのパパとママが素敵です。気負っているわけでも、気取っているわけでもなく自然体なのがいいと思います。
「パパとママ、どっちが好き？」と子どもに聞かれるのもあまりいい気持ちのすることではありませんが、子どもにはこのくまのご夫婦のような愛情たっぷりの返事をしてあげたいものです。

友達の第2子の出産祝いに、と選んだ本です。
まだその子のお兄ちゃんも小さいのでこの本のクマさんのように
考えるには早いのかもしれないけれど
近い将来、ボクと妹、お父さんたちはどっちが好きなんだろう？やっぱり妹のほうが好きなのかも、と思うときが来るかもしれない。その時に読んであげてほしいな、と思って送りました。
いづれ私もまた子供が授かることがあれば、ぜひ購入して、子供を膝の上に乗せて読んで聞かせたい一冊です。

子供がすっかり気に入って、｢読んで！｣と何度もリクエストしてきた本です。３びきのこぐまたちを抱きしめるパパとママのまなざしがとっても優しくて素敵です。｢きみたちみんながパパとママのたからものなんだ！｣というパパの言葉を聞いて、しあわせいっぱい、ねむりにおちていくこぐまたち。それを見て、これまたうれしそうに微笑みながら眠りにつく我が息子です。

毎晩3匹のこぐまが寝るときに、パパとママは「おやすみ、世界でいちばんかわいいこどもたち」といってくれます。

でもあるときこぐまたちは、
「いったい誰が一番かわいいんだろう？みんなが一番にはなれないもの。」と思い、パパとママに聞くのです。

そうするとパパとママはいってくれるのです。
「きみたちみんながパパとママのたからものだよ」って。

本当にそうですよね。私たち親にとって、息子はたからものです。
我が家はまだ1人っ子なので、兄弟の中で誰が一番好き？という質問はありませんが、「○○がパパとママのたからものよ。」というととても嬉しがります。
言葉に出して愛情を表現することの大切さを実感できる絵本です。さすが、「どんなにきみがすきだかあててごらん」 の作者・絵・訳者コンビの絵本です！