私が小学生だったころ、仲良しだった図書館のお姉さんが、
絵を描いていました。
なんだろ、このカラフルで、ビンみたいな生き物。
「これは、バーバパパっていうの。おばけなんだけど、
ちっとも怖くないのよ。
あなたはもうお姉さんだから、読んだことがないかもしれないけれど、
もっと小さい子たちは、誰でもこのバーバパパが好きなのよ」
ふうん。ちっちゃい子が好きなのかあ。
見てみようにも、さすが人気の絵本ともあって、
どれも貸し出し中。
その後、すっかり忘れていました。
その後、20年程たったある日。
息子を連れて図書館に行ってみると、
古ぼけたビデオテープがありました。
へえ、バーバパパだ。借りてみる?
この日から、彼のバーバパパ狂いが始まりました。
絵本も読まないはずがありません。
バーバパパの絵本は、いろいろと難しいことを書いてあり、
3才・4才の子供に理解できるのか、ちょっと疑問な部分もあるのですが、
やっぱり絵が楽しいらしく、子供も飽きることなく読んでいます。
シリーズ一番最初のこの本は、バーバパパ誕生の秘密が書かれています。
ちょっとお堅いかも、と思ってしまう時も多い、バーバの絵本ですが、
この絵本はシンプルで、ただただ楽しい絵本です。