絵のことはよくわからないのに、絵を見るのは好きです。
『ふしぎなたけのこ』『いないないばあ』『ことばあそびうた』など、「ああこれも瀬川さん」と知っている作品は多いし、愛知県出身なのですが、瀬川さんご自身のことは何も知りませんでした。
今年になって赤羽さん、堀内さんの作品を読んでいたら、どちらの著書にも瀬川さんのことがでてきて、どんな方だろうと興味を持ったのがこの絵本をとったきっかけです。
画集ですので、その時々の変遷が眺められます。
全体を通して赤の使い方が印象に残りました。
四年間仕事をせずに過ごした後に描かれたという『ふたり』という作品を読んでみたくなりましたし、
瀬川さんの作品を読みとおしてからまたこの画集を読み直してみたいと思いました。
後期の絵本の絵が、私にはちょっとわかりにくいのですが、そんなことも作品を全部通してみたら見えてくるのかと思うと楽しみでもあります。