言葉の使い方がとてもリズミカルで、声に出して読んだ方が楽しくなりそうな気がします。
「大きくなったらなんになる」(タイトルは違うかもしれません)という歌がありますが、まさにそんな感じです。
他にも、「大人になったら○○になりたい」と想像する絵本は結構ありますが、この絵本の主人公“ぼく”がなりたいものは腕時計とか、歯ブラシとか……(笑)
人間でないものにあこがれているんです。
その発想がかわいくて、大人が読むと思わず微笑んでしまいます。
個人的に、読み聞かせに使うなら、対象年齢がかなりせばなってきちゃうかな〜と思ってしまいました。
「なにかになってみたい」という志向ができるくらいには成長しているけれど、人間がなれる職業的なものでなくても、なってみたくなる夢を持てる年齢って、4歳くらいから小学校低学年くらいでしょうか?
可愛くて楽しい絵本です。