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ベンジーとおうむのティリー」 みんなの声

ベンジーとおうむのティリー 作・絵:マーガレット・ブロイ・グレアム
訳:わたなべ てつた
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2006年05月
ISBN:9784752003397
評価スコア 4.68
評価ランキング 2,209
みんなの声 総数 18
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  • たいせつなこと

    たまにしかやってこない可愛いものに
    日頃のアイドルの座を奪われるのは癪なこと・・・。
    わかります・・・。
    そして娘もいっしょなのか娘より小さい子をものすごく敵対視しています。
    そんな心理を、犬のベンジーとおうむのティリーという異種な動物を使って、
    見事なストーリーに仕上げています。
    よくあることですが、いがみ合っていても、
    小さい子同士お互いの心理は手に取るようにわかるようで
    ベンジーとティリーもよく分かり合っていたようです。
    知らないのは取り巻く大人だけ・・・。
    いつもかごで一人ぼっちだったティリーの気持ちに
    一番気づくことができたベンジーは素敵です。
    夢のようなラストでは、背表紙が全てを語っています。必見!!

    投稿日:2008/07/09

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  • ベンジーのやきもち

    おうむのティリーがサラおばさんと共にやって来て、家族がかまってくれなくておもしろくないベンジー。この心理、下の子ができた上の子の気持ちに似ている気がしてよくわかります。

    いなくなったティリーがすずめと一緒に巣作りをしています。ベンジーはティリーの気持ちに気付いたようです。読んでいてベンジーがこの時何をしようと思ったのか、私にはわかりませんでした。

    最後に「あーこういうことだったのか」と思いました。ベンジーのやきもち、後悔、優しさ、犬にもいろいろな気持ちがありますね。

    動物でも子どもでも周りにいる大人たちが、気がついてやらないといけないことがあるなあということを教えてくれる本だと思います。

    投稿日:2007/10/13

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  • さすがベンジー!

    耳が長くてしっぽが短い茶色の犬、可愛いベンジーが活躍するシリーズの1冊。

    ベンジーはお父さんお母さん、ふたりの子どもと仲良く暮らしています。
    でもある日、サラおばさんがおうむのティリーをつれて遊びに来て、
    ベンジーは嫌な気持ちになってしまいます。
    家族がみんなティリーをちやほやして、ベンジーをかまってくれなくなるからです。
    ああ、ベンジー可哀想に!私がなでなでしてあげるよ!って
    思ってしまう私です(^^;)

    ベンジーがティリーのかごをゴミ箱に捨てようとしたら、
    かごが開いてティリーは逃げ出してしまいました(>_<)
    サラおばさんは塞ぎこんでしまいます・・・
    でもベンジーはただいじけているだけじゃなくって、
    そんなおばさんの姿を見て「悪いことしたな」って反省できる
    おりこうさんの犬!
    そしてちゃんと自分で事態を収拾しちゃうんです♪

    マーガレット・ブロイ・グレアムさんの作品は、イラストを眺めるだけでも
    優しい気持ちになれる魅力があると思います。

    投稿日:2007/07/29

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  • ティリーを理解

    • ねーねーさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子11歳、女の子10歳

    たまに遊びに来るおばさんのペットのティリー
    ティリーが来ると家族の誰もベンジーを相手してくれなくなるので、ティリーにやきもちをやいてしまう。
    誤ってティリーを逃がしてしまっても、しまった!ではなく、やった!と思い喜んでいたのだけれど。

    結局オウムのティリーの気持ちを理解できたのはベンジーだけ。
    どんなに可愛がってもらってもやっぱり友達がほしいんですね。
    人間と言葉が通じなくてもその事を何とか訴えるベンジー。ティリーは気に入らない相手だったけど、気持ちが理解できたら助けてあげるベンジーもカッコイイぞ 

    投稿日:2007/03/09

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  • グレアムさんの絵本好きです

    私はグレアムさんの絵本が大好きで図書館で見つけ早速読んでみた。今まで読んだグレアムさんの色彩と違ってカラフルでした。オウムのティリーは最初のころ、ワンワンと鳴いていたのはベンジーと友達になってと言っていたのかも。娘はオウムのティリーとベンジーの名前がごちゃまぜになってしまったようで途中からオウムのティリーとか分かりやすく読みました。

    投稿日:2007/01/30

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  • やきもちをやいたベンジー

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    ベンジーはいつだってごきげんなしっぽの短い茶色の犬。
    家族みんなが大好きでした。
    でも、サラおばさんがオウムのティリーを連れてくるのは好きじゃありません。
    みんながティリーばかりをちやほやするからです。
    サラおばさんがやってきた日、ベンジーはティリーの鳥かごを持ち出し・・。
    まるで、小さい兄弟にやきもちをやく子供のようなベンジー。
    子供はとっても身近に感じることと思います。
    大騒動になってしまいハラハラドキドキしますが、
    とても素敵なハッピーエンド。ベンジーの機転に天晴れ!です。
    ベンジーはちょっぴりお兄さんになったみたい。
    『どろんこハリー』の作家なのでやっぱりハリーの雰囲気がでているなあと思っていたら、
    訳者が渡辺茂男さん(ハリーの訳者)の息子さんだったのですね。
    なるほど〜と納得しました。
    ベンジーの物語は他にもあるそうです。ぜひもっと楽しみたいです。

    投稿日:2006/12/22

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  • やきもち。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    サラおばさんがオウムのティリーを連れて遊びに来ました。
    ベンジーは 自分の大好きな家族が ティリーばかりを構うので ちっとも楽しくありません。

    転校生がやってきたり 下に兄妹が生まれたりした時の
    子供の気持ちは ちょうどこんな感じでしょうね。
    だから 子供達はベンジーの気持ちが よくわかるんじゃないかな。

    やきもちを妬きすぎて ベンジーはティリーをゴミ箱へ捨てに行きますが
    上手くいかず 鳥かごの扉が開き ティリーを大空へ羽ばたかせてしまいました。
    みんなが ティリーを心配し サラおばさんは立つことも出来なくなってしまいます。
    ベンジーの心の動きが よく伝わってくるお話に仕上がっています。
    ベンジーと一緒に やきもちを妬いたり 反省をしたり…
    そして最後の場面(ハッピーエンドですよ☆)では ほっとしたり うれしくなったりと
    色々な気持ちにさせられます。
    子供達には こういう心の動きが味わえる作品を たくさん読んで欲しいな…と思います。 

    投稿日:2006/10/30

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  • ベンジーの複雑な心情

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    マーガレット・ブロイ・グレアムの最新翻訳版ということで、
    手に取ってびっくり。
    作者からのメッセージもあるではないですか!
    え?でも、1920年生まれでしょう?
    とにかく、『どろんこハリー』の作者ですもの、嬉しいです。
    ベンジーは茶色い犬ですが、繊細な心情も持っているところは
    ハリーとよく似ていますね。
    おうむのティリーがやってきてちょっぴり嫉妬。
    でも、ベンジーらしい素敵な展開に、ほっこりさせられます。
    家族や周りの人間達との関わりも温かいです。

    投稿日:2006/09/09

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