マーガレット・ワイズ・ブラウン/作、クレメント・ハード/絵による1938年初版の作品。
邦訳は2009年。
原題は、「Bumble bugs and elephants-a big and little book」
このコンビは、「おやすみなさい おつきさま」「ぼくのせかいをひとまわり」「ぼくにげちゃうよ」等で知られています。
物語は、
むかし むかし あるところに
おおきな おおきな
ぶんぶんむしがいました。
ちいさな ちいさな
ぶんぶんむしもいました。
という書き出しで始まりす。
題からすると、大きな生物と小さな生物の比較なのかと思ったのですが、さにあらず。
どのページでも、同じ種の生物の大小の比較をしています。
小気味良いリズム感のある言葉が並ぶので、読み聞かせし易いと思います。
恐らく、韻を踏んだマーガレット・ワイズ・ブラウンらしい英文となっているのでしょう。
また、絵も色数は少ないですが、クレメント・ハードらしい綺麗な絵なので飽きずに集中できる絵本ではないでしょうか。
大きい、小さいという概念が理解でき始める頃に、対話しながら読み聞かせできる絵本としてオススメします。