まよなかの台所でパン職人が毎日、翌朝の為にパンを作ってくれて
いるなんて、夢があって素敵です。
まさに、今で言うホームベーカリー機の元祖みたいです。
この夜の出来事はミッキーの夢の中の話なのかな?
「ぼくとミルクをまちがえるなよ。ミルクはミルク ぼくはミッキー!」
なんて語呂が面白いし、パン生地で作った飛行機に乗って、
ミルクボトルの上まで飛んでいくなんて夢があり、
しかも、ミルクを下で待ち受けるパン職人に上から注ぐなんて、
まさにミルキーウェイって感じで、きっとオリジナルの英語で
読んだ方がもっと色々なハイセンスな洒落がちりばめられて
いると感じられるのかな、という気がしました。
『かいじゅうたちのいるところ』と同じように、センダックの夢想世界
が繰り広げられた絵本でした。