読み応えがあるからだと思いますが、「おさるのジョージ」シリーズよりも「ひとまねこざる」シリーズの方が好きな息子。
この「ろけっとこざる」もお気に入りの1冊です。
ロケット、とタイトルに出てきますが、実際ロケットが登場するのは後半部分。
前半は、いつものとおりにびっくりするようなイタズラをやらかしてくれています。
もちろん、本人に悪気はぜんぜんなくて、一つの失敗をフォローしようとした策がとんでもない結果を引き起こし・・・の連鎖なんですけどね。
その結果たるや・・・・(笑)
でもジョージに悲壮感がないところがまた楽しいのでしょうね。
ロケット実験に参加することになったジョージ。
いきなりの展開にびっくりしちゃいますが、ジョージはさすがに度胸が据わってますね!
この本がアメリカで出版されたのは、1969年にアポロ宇宙船が月に行くよりもずっと前のことですものね。
そういえばロケットにサルだったか、動物を乗せて実験したなんて実話も耳にしたことがあります。
そういう時代を反映したお話なんでしょうね。
自分の子どもがジョージみたいなことばかりやっちゃったら大変ですが・・・ありえないことをやってくれるジョージだからこそ、楽しいんですよね。
文章が長いので読み聞かせるのは大変ですが、とても楽しい絵本です。