ルラルさんのえほんシリーズの中
で一番私が気に入ったお話です。
ルラルさんの格好いい自転車が出てきます。
タイヤが紫、ハンドルが黄色と紫、フレームはオレンジ!
うーん、とっても若いですね。
あるとき、自転車にのせてほしいと言うちいさなねずみの頼みに
「ああ、いいよ。のった、のった」と答えるルラルさん。
ところがねずみが呼びかけ
庭のあちらこちらからみんながでてくるではないですか。
ルラルさんはおいくつか存じませんが、
みんなを乗せてこぐ自転車の重そうなこと!!
お体大丈夫なのかしら?!親子で心配してしまいました。
可愛いイラストなのですが、
かなりの坂をこぐペダルの重さ、
その下りの疾走感、
飛び込んだ水しぶきの気持ちよさ、
どれもとてもよく伝わってきます。
そして最後に
またみんなをのせて帰ってくれるルラルさんには
絵本の中のおじさんといえ、もう脱帽です。
凄いです、そんなにみんなを楽しませてくれるルラルさん。
月の下、家に着く絵を最後にみて、本当に安心しました。
みんなで過ごすっていいな、心がウキウキ。
私は近年、歳をとっていく不安がありましたが、
ルラルさんの生き方には勇気をもらうような気がします。
とても愉快で楽しい絵本です。