お母さんが作ってくれたワンピース。その素敵なワンピースには、ポケットが10個もついています。なんだかそれだけで、わくわくしますね。10個のポッケに動物たちが順番に入っていき、何か楽しいことが始まる予感・・・。
途中からは、1ページごとに1匹、ではなく、ブブノワさんが、次々と生き物たちに会い、
「みんな 『ポッケに はいって いい?』ってきくもんだから、『どうぞ』って いいました。」と、あれよあれよと言う間に、「ほうら こんなに いっぱい!」と、なるんですが、娘は、透かさず、「まだもう1個あるよ!」・・・そこで、あわてて前ページに戻ってみると、ありました(!)背中に大きなポケットがもう1つ。
さて、このポッケをめぐって、その後どんなことになるのでしょう?
ブブノワさんのお母さんは、不器用な私の憧れ。ミシンに向かってカタカタ、カタカタ・・・それだけでこんなにかわいらしいワンピースが作れちゃうなんて。本当に魔法みたいです。
そう言えば、子どもの頃、母に作ってもらったワンピースにも、どれもポッケがついていたっけ・・・。私のものはすべて、ワンピースでもセーターでも、着物でも、手作りのものを与えてくれた母。自分が母親になって初めて、それがどんなにしあわせなことだったかがわかりました。
この絵本を読んだら、きっと娘にも言われるだろうな〜、と覚悟(?!)はしていましたが、やっぱり、来ました、来ました。
「ママ、早速作って〜! ね、いいでしょ? ○○ちゃん(愛犬)が入れるポケット!」
おいおい、うちの犬は、鼻先からしっぽまで約1メートル、体重40キロ、こぐまより大きいんですけど〜!
もう1つ、この絵本で娘が注目したのは、ブブノワさんのヘアスタイル。
「なんで3つもリボンしていいの?」・・・今朝、大きなリボンを2つ結びたがった娘に(しかもそれぞれ違う色)、「リボンは1つ!」と言ったばかりだったので・・・。
ワンピースと同じくらいユニークで、とってもかわいらしい髪型ですよ!