ふじいのよっちゃんがうまそーに食べてるチーズが
ずーーとずーーと食べたかったのですね。
それはそれはおいしそうに食べていたのでしょう。
おかあちゃんに買ってと頼んでも
きっとダメって言われると思っていたのでしょう。
でもあっさり買ってもらえて拍子抜けしたね。
そして憧れのチーズを食べてみて
100年の恋も冷める瞬間を知ったのですね。
大人なら誰もが経験したことがありますよ。
あんなに駄々こねた手前、また買ってやるっていわれても
要らんって言えない、あの気持ち。
こっそりチーズをどぶに捨てたときのその気持ち。
このはせがわくんの気持ちが面白くて楽しくて
涙流して笑っちゃいました。ごめーん。
でもね、はせがわくん。
他人を羨んでも自分を卑しいって思わないでいいんだよ。
「いいからいいから」に出会ってから
長谷川さんの作品は欠かさず読んでいます。
この作品もまたド・ストライクでした。
この作品は少ない文章と短い場面展開で
行間を読むとぐぐっとくる大人が笑えるお話でした。