とあるアニメをみていたら、主人公が木の上に家を作っていました。
それを見た二男が「おおきくなったら、ぼくねえ、木の上に家をつくるよ」。
そんな矢先、この「おおきなきがほしい」の写真が載っている雑誌を見て、「この本を借りてきてよ」と熱烈に頼んでくるので、図書館で借りてきました。
私はこの絵本を 読んだ事がなかったのですが、私が小さな頃に繰り返し繰り返し何度も読み、大好きだった「わたしのワンピース」や「ももいろのきりん」などの絵本に通じるものがあるなぁと思いました。
子供だから無理だとか、もしくは現実的に不可能だとかわかっていても・・でも。
「こうだったら、いいのになあ」
「こういうものを作ったら、ここはこうして・・あれはああして」と何度も何度も空想し、何時間も何日も繰り返して頭の中で計画を練っていた時期が、子供にはありますよね。
想像しているうちに、本当にいつかそんなことが出来るんじゃないかと思い始めたりして・・。
この絵本のかおるくんの夢は、最後におとうさんと木を植える事で、少し現実に近づきましたね。
子供の空想する様子を、見事に絵本にあらわした素晴らしい作品です。