小学校の読み聞かせ会で
読む本を探していて、出会った一冊。
このときのテーマは「数・算数の絵本」
ウチの娘を筆頭に、算数嫌いの子どもが多い中、
算数で得た知識を利用したくなる、
計算をしたくなってしまうような絵本があることを
紹介したくて、このテーマにしました。
この絵本はまさにそのテーマに当てはまる一冊。
インドの細密画のような美しい絵をながめて楽しい、
欲張りな王様から、賢い娘が
納めた年貢のすべてを取り戻すという痛快なお話がおもしろい、
掛け算を使っていて、算数の不思議さ、おもしろさも分かる
一度読んでステキな楽しさが三つ、
「一読三楽」な(という言葉はありませんが)絵本です。
試しに家で、読書大好きな小学3年生の娘に
見せたところ、まず「キレイ!」と喜び、
一日一日増えていくお米に「おぉ〜!!」と感心。
読み終わった後、私から取り上げて、再度自分で確認していました。
「掛け算習って、良かったな!これであんたも
欲張りな王様から、ちゃんと取り返せるで〜(笑)」
と言うと、ウンウンと笑いながらうなずいていました。
ちなみに、読み聞かせ会当日、
末の子が熱を出して欠席してしまったため、
小学校の子どもたちに披露することは
残念ながら叶いませんでした。
また機会を作って、ぜひ披露したいと思っています。
絵やお話がおもしろいので、
低学年でも十分楽しめると思いますが、
やはり、掛け算を習ってからの方が
より楽しめると思うので、
小学校中学年以上の方にお薦めです。