「ホネホネどうぶつえん」 大人が読んだ みんなの声

同じシリーズの『ホネホネたんけんたい』がとても良かったので、こちらも読みたいと思いました。
前作と同様に動物の姿を骨だけで見せてくれますが、こちらではクイズ形式になっています。骨と、少しのヒントから、その動物を当てるというスタイルで進みます。シマウマやぞう、こうもりなどが紹介されていました。
ページをさらに広げるページもあったりと、お楽しみがスケールアップしていて楽しめました。

動物　人間も骨が柱かな　動物たちの骨　間接の骨　首の骨
ぞうの　鼻はほねがないんだ　でもとびきり強い筋肉でできている
なるほど　
こうもりは　なが〜い指の骨　止まるときに役立つんだ
学ぶことが多い　　骨だけの絵本　　本物みたら　ちょっとびっくりかも！
絵本だから標本のようにじっくり眺められます
パンダ　結構複雑な骨
カンガルーはシッポまでしっかり　骨がある
キリンの首のほねはドリルみたい　強そう
ホネホネたんけんもおもしろそう（命の　すごさや　たいせつさが　わかるんだって）　

今度　小学生に読んであげたいです！

動物園で馴染みのある動物たちの骨の標本が登場します。
メジャーな動物が多いので、実物が想像でき、
骨の形との比較がしやすくて興味深いと思います。
面白いところでは、パンダがあります。
しかも、初めて日本にやってきたカンカンのですって。
子どもの頃、パンダブームで夢中になっていただけに、少しショックではありました。
ゾウ、キリン、ライオンなど、大きい動物もあるだけに、
これを元通りの形に立たせてある展示にもびっくりです。
生きたまま骨になってしまったような感じですね。
鳥みたいに空を飛ぶけど、哺乳類であるこうもりの骨も細くてびっくりです。
もちろん、巻末の解説もしっかりと読んでほしいですね。
キリンの首の骨の仕組みも、なるほど、です。
精巧な骨から命の神秘を体感できそうです。

つい最近出た写真絵本なので、本の作りはとても今っぽいです。
（今っぽさって、どんな？と思う方はぜひお手に取ってみてください。たぶんわかっていただけると思います）

こちらはかなり低年齢からでも興味を持って楽しめる気がします。
まず、表紙の写真がインパクトがあります。
本文を見なければ何やらわかりませんが、
草食動物らしき頭部が、表紙の一面で大口を開けているんです〜。
しかも、CGだと思いますが、骨を組み合わせて題名が描かれているんです。
ページをめくると、どうやら表紙を飾っていたのは、シマウマの頭部だということがわかります。
解説の字は短く、漢字にも振り仮名が降ってあります。
やはりクイズ形式っぽく作られていて、先に動物の骨の写真があり、ヒントが書かれていて、次のページに答えがあったりします。
小さなお子さんでもよく知っているような有名どころの動物たちがたくさん出てきますので、感心したり、びっくりしたりしながら楽しく読み進むことができます。
こういう本はあまり年齢を問わないと思いますので、幼稚園くらいから、小学校高学年くらいまでの子ども達に読み語りに使っても、楽しんでもらえると思います。