誰もが知っている『どんぐりころころ』の歌。
読みながら、ついつい歌ってしまう言葉の運び。
どじょうと楽しく遊んだが、やっぱりお山が恋しい…そして、その後の様子が、やっぱり気になる。なんとかお山に返してやろうとした池の仲間たち、その後の様子が、ハラハラドキドキで、どうなることやら、これでおしまいかと思いきや、また新たな展開が待っていて、とうとう辿りついた結末は…
歌を口ずさみながら、表情がくるくる変わってしまう、心から楽しめるお話です。そして、自分なりの想像の世界を広げる楽しみも味わうことができます。
その後が気になった作者が、それなら作っちゃえ!ということで、このお話を作ったというそのいきさつがなかなか面白いと思います。そして、優しい色遣いに、みんなの優しさが詰まっているような気がしました。