ツヴェルガーの絵本を紹介してくださる方がいて読んでみた本です。
この「七わのからす」は初めて読んだ気がします。似たようなお話がアンデルセンにもあったように思います。
ないものねだりというのか、七人の男の子がいても女の子がほしくてたまらないという気持ちがあるんですね。
言霊の恐ろしさというのか、男の子たちがお父さんの言葉でからすに変わってしまうところは怖かったです。
女の子がかぎがないために、自分の指を切り落とすというところがまたまた怖く感じました。
静かで色遣いも抑えた絵、大人っぽい雰囲気があります。
それだけに、女の子の意志の強さもよく出ていたように思いました。
ホフマンでもこのお話があるようなので読み比べてみたいです。