シャルル・ペロー原作の有名な童話。
貧しい粉屋の末息子を、聡明な猫が立派な青年に仕立て上げるお話。
猫の知恵がなかなかのものなのが、このおはなしの面白さ。
絵物語に仕立てたフィッシャー版では、舞台裏でのキュートな猫の姿も描き出します。
フィッシャー独特の線画が童話の世界を盛り立ててくれます。
先日アニメ版「かいけつゾロリ」でこのパロディー版をやっていて
でもゾロリ風になかなかうまく脚色してあって感心しました。
やはり、知っておきたいおはなしです。
それだけに、しっかりとした作家の絵本として、この作品をおすすめします。