静かな気持ちでこの絵本を読みました。
絵本の中に描かれているろうそくのほのおが消えないように。
ろうそくは火がともされればともされるほど、小さくなって
いくもの。だから、ページをめくる度に、いつかきっとろうそくは
消えてなくなってしまうのだろう・・そんなことを想像して少し
寂しい気持ちにもなりました。
娘が産まれて、娘と共に暮らして、「ああ、子育てって見えない
はずの時間が見えるのだなあ」と、日々感じているのですけれど、
ろうそくもまた、「時間が目に見えるもの」だったのですね。
よく使うのに(そう!我が家では、停電の時や、キャンプの時、
花火や庭でのバーベキューの時など、よくろうそくを使うのです!)
そんなこと、考えたこともなかった。
私も娘の成長と共に老いて小さくなっていきますが、このろうそく
のあかりのように、娘の人生をあったかくほのかにてらすあかりに
なれたらいいなあと思いました。