いじめられている子、いじめている子、第三者、それぞれの視点から、「いじめ」について思うこと、体験したことなどを漫画形式で綴っています。
人に読んでもらえるよう、ある程度ソフトな表現になっているのでしょうから、
その現実は本当に重く、苦しく、辛いだろうと思います。
いじめている子にも苦しみがある、そう表現があったり、
いじめていた子にある日「気付き」が訪れて・・・ そんなお話もありますが、
いじめられている子の話を読むと、苦しみの強さは到底比べられるものではありません。
子供をいじめから守るにはどうしたらいいか。
それはこの本から具体的には得られないかもしれませんが、
実際にいじめが起きている時に、親はどう対処していくべきなのか。
いじめをしない心というものをどう教えるべきなのか。
子供達の体験を通して、少しでも学んでおきたい。
そう考えさせられる一冊です。