子どものため、というより大人のために自分自身で購入しました。
パラフィンの薄い紙に繊細なタッチで美しい色が重ねられて、
ページを繰るたびに、内田さんの落ち着いた言葉とともに、少しずつその変化を楽しむことができます。
日々の日常を過ごす中で、悲しいことも、つらいことも、嫌なことも、多くのことを経験して、そうしているうちに、気持ちが落ち着かず、どうしてもうまくいかなくなったり、することがあります。
そんな気持ちの時に、この本を手に取って読んでみると、
もう一度自分が大切にしているものはなにか、今ある自分の良さ、持っている喜びや幸せはなにか、立ち戻って考えることができます。
ちょっと感傷的な表現にはなってしまいますが、心のお守りとして、一冊手元においておくのも良いかと思います。
そして、いつか今はまだ幼い子どもにもそうした複雑な感情を抱えて、悩むときが来ると思います。
そんなとき、この本を受け継いで読んでもらえたら、と思っています。