5歳の長男に読みました。
千夜一夜物語の中の有名な船乗りシンドバッドの冒険の話です。千夜一夜物語は、シェフラーザードが語った話ですが、話の中で登場人物が出会った人が更に自分の体験を語るという二重三重の伝え語りになっていて、そうこうするうちにあっという間に物語の中に惹き込まれてしまいます。
この本では、シンドバッドが海を漂流し、島かと思ったらクジラの背中だったり、蛇が番人をするダイヤモンドの谷からダイヤモンドを持ち去ったり、男の子が喜びそうな冒険が語られます。よく知られた話ですが、絵がとてもきれいで手許においておきたくなります。