バークリー君がお父さんを思う気持ちの強さが切ないほど良く描かれている作品だと思います。もう会えないお父さんに必死で船を作って海に浮かべる姿、そしてメッセージを必ず付けて、お父さんに気付いてもらいたいと思う気持ち。残念ながら全て船は戻って来てしまっていましたが、バークリー君がお父さんを思う気持ちは必ずお父さんに届いていると思います。親子の絆はそんなに簡単に切れる物では有りません。会っていなくても、親は子を、そして子は親を常に思っていると思います。バークリー君のお母さんは、とても優しくて、温かくバークリー君を見守っていてくれて、本当に素敵なお母さんですね。親子のかけがえのない絆を切なさと共に素晴らしく表現してある絵本だと思います。素晴らしい絵本です。