小学校6年生、思春期の入り口に立つビミョーなお年頃の女の子3人の友情(?)物語。友情に(?)がつくところがこの物語のミソ。「みんなとは少し違う、フツーじゃない私たちにフツーの友情は似合わない」と、カッコをつけた3人だったのですが・・・。
フツーじゃない女の子たちが一緒にチアダンスに取り組み、それぞれがフツーでない自分を受け入れていく、という成長物語です。そっと寄り添ってくれる大人たちの存在がステキでした。
素直になれない、ちょっと尖がらざるを得ない彼女たちが、表紙の絵にうまく表現されていると思いました。