お決まりのおもちゃより、自分で集めたがらくたで遊ぶのが大好きなおひめさま。
そんなおひまさまだから、困っている人を見逃しませんでした。
自分のしたいことをすることは、自分を大切にしているのだと思います。
自分を大切にしているから、人の痛みも分かるのだと思います。
王様は罰として、おひめさまを塔に閉じ込めますが、そこはがたくたの宝庫、おひめさまにとっては宝の山です。
おひめさまが、まったくくじけていないところがおもしろく、応援したくなります。
不思議な魔法使いのおじいさんとの出会いも気持ちを引き付けられます。
最後のオチもなんともおかしいものです。
ただ、その絵がカラーではないので、ちょっと分かりにくいかな。
読み終わってほっとする絵本です。