ある日、グレッグさんに起こった不思議な出来事。
朝目覚めると、自分たち家族が鳥のように羽根が生えていたのです。
さぁ、ほんとにそんなことが起こったらどうする?食べるものは?寝るところは?これから一生こうやって生きていくの?
でも、鳥になってみて、はじめて、ただ楽しみのためだけに、動物達を銃で撃って殺すことの残酷さが身にしみてわかったのですね。
だって、今まで、意味もなく銃口をむけられる、なんてことはなかったのだから...
これ、鳥と人間がある日突然、入れ替わりになったお話なんだけど、入れ替わり方がとってもユニーク。
グレッグさん一家は、大きさこそ鳥サイズ、手も羽根にかわってしまったけれど、そのほかは人間の形そのものなんです。
そして、鳥の方はというと、大きさは人間サイズだけど、羽が腕にかわった他は、鳥のまま。
なるほどなぁと思う。
これまた、クェンティン・ブレイクさんの絵がとってもお話とあっていると思う。このお話にこの絵、とってもいいです。