子どもの頃に見た覚えのある表紙。
タイトルも聞き覚えあり。
でも、どんなお話だったかまったく覚えてない。
それで、自分が読みたくてこの本を手に取りました。
もりたろうさんのように、定年後に免許を取って
予算がないのでオンボロの車を自分で手直しして、
孫に会いに行き、つれて帰って奥さんに会わせるなんて
現代ではいつでも誰でもできちゃうようなこと。
わざわざオンボロ車を買わなくても、
ローンさえくめればどんな車でも買えちゃう。
もりたろうさんが感じている幸せを、
現代の子ども達どころか私達さえももはや感じることはできない。
幸せのハードルがどんどん高くなるばかりの現代に生きているんだと
この本を読んで切なくなったのは私だけでしょうか。
せめて子どもには、もりたろうさんのように心優しく、
まじめに生きていれば、いいことがあるんだよと
読み聞かせてあげたい。
こんなお話だったんですね。