ごはんと味噌汁のおいしさを絵本で伝えたいなら、この本は案外いけるかもしれませんね。
読んでる途中からごはんが食べたくなってきますよ。
でもこの本は食育の本ではないと思います。
昔使っていたお釜と鉄なべもでんきがまちゃんとおなべちゃんのおばんちゃん、おじいちゃんとして登場しますが、昔の道具の方が優れていておいしいということをアピールしているわけでもないところがいいと思います。
何かしら昔のものを登場させて現代の文明にどっぷりつかっておきながら「そっちのうほうがいい。」みたいな考え方はあまり好きでないので・・・。
リズムも楽しげなので意味がよく分からない小さな子供でも楽しめると思います。
ところで、でんきがまちゃんとおなべちゃんのお父さんとお母さんは誰なんだろうか。
おかあさんはちょっと古いでんきがまで、お父さんは・・・と考えてしまいました。