ちいさなサンの、「ぼくが、山を動かしてみせる」と、ひたむきな
挑戦に、母のサンを信じる姿が素敵だなあと思いました。
サンが毎日毎日つるはしで山を砕き、かけらをたるに放り込むと
北の村はずれに運び仕事を繰り返し、何年かかっても出来そうに
ないことをただひたすら繰り返す姿に、頭が下がりました。
洞穴で出会った白い髭を長く伸ばしたお爺さんの協力で、三頭の
竜が、大地から山を引き抜いてくれた時には、ほっとしました。
ひたむきに息子を信じる母親の姿は、親ばかではあるけれど
見習うべき姿でもあるなあと思いました。