おばあちゃんちのふりこ時計はずっと壊れている。でも、外を見て、売り子の音や匂いや日差しやゴミ収集車や自然の変化で、時間や曜日や季節も分かる。おばあちゃんのシワの数で年月が経ったことも分かる。時計がなくたって大丈夫、、、、という絵本。
自然を感じ、人間の作った時間という概念にとらわれずに済む、素敵な本だと思います。「星たちは、時っていうものが時計のなかになんかおさまりきれないって、おしえてくれてる」って言う文が一番素敵でした。
3歳の娘にはまだ早かったようで、絵には惹かれたもののあまり理解していない顔をしていました。5歳くらい〜大人向けかもしれません。むしろ仕事している大人のほうが、感慨深いものがあると思います。