強面のだるまさんとにおうさんが睨み合う、迫力満点の表紙。
でも、この二人、子どもです。におうちゃんは、お寺の和尚さんのお孫さんです。
この二人が、どちらが強いか決めるために、色々な対戦遊びをします。「え!?まだあるの?」と言うぐらい、次から次へと出てくる遊びですが、面白いのが、そのかけ声。
「はっけよい、のこったのこった」から始まって、「うんとこせー、やっとこやー」「ちっちくちっちくちっちくちー」と、そのヴァリエーションの多さに驚き、日本語の「音」の楽しさを再認識しました。
民俗学の資料にもなりそうだと思いました。
ほほー、と感心しつつ、新しい遊びを見つけられる一冊でした。