絵本ナビさんでとりあげられていて、いわたくんのおばあちゃんがなぜ家族と写真を撮りたがらないのかということが知りたくなって図書館で借りてきました。
まず自分で読んでみたら、もう涙がはらはらと止まらなくなりました。
戦争の話とは知っていたので覚悟はしていたのですが、この本を通して月並みではありますが、戦争の残酷さ、平和の尊さを強く感じました。
ついさっきまではいつも通りのふつうの生活をしていて、それが永遠に続くのがあたりまえと思っているのに・・・一瞬にして、と思うとたまらなくなりました。
目を覆いたくなるような残酷な描写の絵はありません。むしろ優しい感じの絵です。
ただ、淡々と事実が語られていくのに徐々に苦しくなって、悲しい涙が止まらなくなりました。
このお話は実話です。
直接的な被爆体験をではなく、1枚の写真を通じて戦争を語られていくところが今までになく心につきささりました。
本当は、子供に読み聞かせをしてから感想を投稿しようと思っていたのですが、理由はよく分かりませんが今すぐに読めないので私だけの感想です。
小学高学年以上くらいには十分理解できると思うので、広くいろんな人にオススメしたいと思います。