娘も大きくなり
最近は、字がたくさんある、ちょっと深めの意味を持った絵本を選ぶ傾向にありました。
で、この本です。
「夜の音」というタイトルに魅かれ、読んで見たのですが
本当に、音が「見え」ました。
夜って、しーんと静かなものだという先入観にとらわれず
耳をすますと聞こえてくる、自然の営み。
ラスト近くに登場する、池にできた美しい波紋が象徴的なのです。
そこには、文章も擬音も書かれてはいませんが
音が、聞こえるというか・・私には、見える、気がしました。
ページを繰ると
ゆっくりとコマ割りみたいにうつりゆく描写(間隔)も絶妙です。
肌感覚にうったえてくるような本です。