カエル君の子供は、カエルになりたくないようです。なぜならぬるぬるしているから。ふわふわしたうさぎや、フクロウやなどになりたいと言います。
一見、ユーモア本のようにも思えますが、なんか本質は深い気がします。
人間だって他の人のことをうらやむ気持ちはたくさんあるので、カエルの気持ちはわからなくないです。羽があったらいいなあなんて、子供のころに考えたこともあります。
それを上手にお父さんが、君はそれにはなれないよ。と優しくたしなめているのが良いです。そしてカエルにもカエルにしかない良い点が見つかるのです。
中々自信が持てないお子さんに、あなたはあなたでいいのよ。というメッセージが込められている気がします。子供の自己肯定感をユーモアたっぷりに育ててくれそうです。