まず、
警察犬というのは警察に所属しているものだと思っていましたが、
約半数の県では、
警察犬は民間のボランティアによって支えられていることがわかりました。
民間の訓練士が、飼い犬を訓練し、
試験に合格すると警察犬になれるのです。
この本の著者は、警察犬の訓練士の方。
シェパードを警察犬として何頭も育て上げてきました。
ある日、言うことを聞かないから処分してくれと役所に持ち込まれたトイプードルを飼うことになります。
茨城県にはこうして殺処分される犬が年間600頭もいるのだとか。
トイプードルをアンズと名付け、
シェパードと一緒に飼うのですが、
アンズは一緒に訓練をやりたいとアピール。
訓練を重ね、見事警察犬に合格します。
殺処分目前のトイプードルの復活劇。
小6の息子が読んでいておもしろそうだったので、
母も一緒に読んでしまいましたが、
感動しました。
息子は、アンズが訓練中、
ウサギと間違われてオオタカに襲われるシーンが印象的だったそうです。