『THE FUNNY BUNNY FACTORY』が原題。
韻を踏んだ題名でしょうか。
そのリズムが軽快です。
表紙のうさぎたちの絵が、それはそれはキュートで、
そのつぶらな瞳に魅せられてしまいました。
もう使われていない、ある古い工場に、
うさぎたちが住みつく、というお話です。
その数がビックリするほどで、しかもその特徴を一羽ずつ説明してあるのがすごいです。
ちょっとした探し絵要素もあります。
そして、好き放題していたら、工場が突然動き出すのですね。
イースターの卵、お菓子、にんぎょう・ぬいぐるみ、帽子。
各階の製造品は、興味をそそられるものばかり。
ところがそれらに見向きもしない茶色のうさぎ。
マイウェイのうさぎは、自分の勘を頼りに、
自分が求めていたものを発見するのですね。
この姿、頼もしいです。
独特の画風がカラフルでいて滋味深いです。
幼稚園児くらいからでしょうか。