日本の民話シリーズの1冊です。
題名からしておどろおどろしいですが、田島征三さんの絵は愛嬌があって、
そんなに怖くないので安心してお読みください。
旅の坊さんが立ち寄った古寺は、化け物が出ると言われているのに、
坊さんは泊まることにするのです。
案の定、夜中に始まった化け物たちの宴会。
坊さんはこともあろうに、その宴会に加わって楽しい一夜を過ごすのです。
その化け物の正体を見抜いた坊さんのしたこと・・・。
さすがは旅の坊さんです。
その行いがお見事です。
物を大切に、というメッセージが伝わってきます。
化け物たちの宴会は擬音が面白いです。
やはり音読で楽しみたいものです。