子リスのアールはお母さんから、「そろそろ自分でドングリを見つけられるようになる時だよ」と言われました。
どうやればいいのか分からないアールは、お友だちである人間の女の子ジルのところに行ってみます。そこでジルから大きなドングリとクルミ割り器をもらって巣に帰ったのですが、お母さんから「ジルはお前を世界一ダメなリスにする気だ」と言われてしまいます。
アールが自力でドングリを取るために奮闘、成長するお話ですが、私はそれよりもアールのお母さんの言葉がグサッときてしまいました。アールにとってはジルは大事な友達なのになあ・・・と。
子どもの頃って、自分が良いと思ったこと、好きなことが親から咎められて悲しくなることがあったなあと思い出し、懐かしいような複雑な気持ちで読みました。