大学図書館で働いていた時に、毎年中学から職場体験の生徒さんを受け入れていました。
この本を読んで、私は彼らにありきたりの職場学習しか出来ていなかったことを、とても残念に感じました。
生徒さんたちは、体験先で仕事内容だけではなく、もっと大きなものを体感しているのです。
この本はフィクションではあるけれど、中学校から送られてきた職場体験記録の冊子を読んで、強く感じました。
職場体験で得たものが、生き方に影響することもあるのでしょう。
主人公の風汰がこれからどんな大人になっていくのか、とてもたのしみです。
それと同時に、シオン君のことがとても気がかりです。