この絵本では、ゾウはあくまでも、ともだちであって、保育園の所有物ではない。
ゾウはそもそも人間ではないし、同じことをして一緒に遊ぶには無理がある。
ってことは、小さな子でもわかること。
この、小さな子でもわかる違いだから、子どもも考えることができると思う。
ゾウのこと、大好き?ゾウもみんなのこと大好き?
だから一緒に遊ぶにはどうしたらいい?と考えたり、一緒にできることを考えられる。
一緒に遊ぶには、人間のみんなとは違う、ゾウだけができないことはたくさんある。
ゾウができないことを知って、ゾウができるようにする環境を作る必要性。
そうやって、違いをわかって一緒に遊ぶことを考えるところに、平等という心が生まれるとおもう。また、一緒に遊ぶためには、違うことを受け入れること、また違うことを受け入れてもらうことのためにすべきことがあるということを、この絵本で学べるとおもう。