春の到来を祝うお祭りでしょうか、祭りを楽しむ人々の表情、出店の様子、活気に満ちた町並みが事細かに描かれ、読みながら、目がひきつけられます。
このようなお祭りが各地でずっと受け継がれていってほしいなあと願う気持ちが強まりました。
この本に出てくるおねえちゃんと弟がどこにいるのか、ページごとに探すのも、この本を読む楽しみの1つです。兄弟愛が感じられて、祭りに温かみを添えます。
今の子どもたちには、この祭りの様子が新鮮にうつるかもしれませんが、このような古きよき祭りがあることを、知っていてほしい、できれば、どこかで体験してほしいなあと思いました。