うさぎの作ったワンピースは、お花畑に行けばお花の模様になり、雨が降ってくれば水玉模様になり…というふうにどんどん模様が変わっていく不思議なワンピース。
初めて読んでやったとき、娘は模様が変わるたびになぜか大笑いしていましたが、すっかりこの本が気に入ったようで、一日に何度も「読んで」と持ってきました。
「ラララン ロロロン」というフレーズを繰り返し、うたうように綴られた文。色鉛筆でラフに描かれたようだけれど、とても洗練された絵。私にとっても久しぶりに、文も絵もグッとくる絵本でした。
それにしても驚いたのはこれが1969年に刊行された絵本だということ。
それなのに全く古さを感じさせないのはすごい。普遍性があるというのはこういうことを言うのでしょう。