読み終えて、まず私の子どもの時のおもちゃ、特にぬいぐるみに謝りたいと思いました。大切にしていたものもあります、でもいつの間にか成長とともに別れがきました。きっとその時は悲しんだと思いますが、本当にいつのまにか忘れてしまって・・・・・『ほんもの』になったぬいぐるみはなかったに違いありません。
ぬいぐるみではなくなった生きているうさぎが男の子と再会するラストシーンの表情が何とも言えません。お互い懐かしさや感謝の気持ちがふとよぎったような気がしました。
大人になってから知った絵本に、子ども時代に出会いたかったと思うものがたくさんあります。この本はその一つです。