てるてるぼうずなのに、いつも自分の周りでは雨が降ってしまう「あめふりお」。
お日さまに会ったことがない彼は、遠くに行ったら会えるかもと旅に出ます。
雨の中をとぼとぼと歩くあめふりおの姿は、とってもけなげで切ない。でもそこへ、ジャッポチャッポジャッポチャッポチャッ!と女の子がやってきます。
赤い傘をさして、黄色いカッパを着て、はじけるような笑顔の女の子。
あめふりおが「もしかしてお日さまかな?」と思ってしまうのも無理ありません。
この女の子との交流が素敵なのです。
女の子と遊ぶうちに、生き生きと輝いてくるあめふりおの表情を見ていると、こちらまで嬉しい気持ちになります。ところが・・・。
切ないあめふりおの決断に、思わず絶句。
でもね、きれいな朝焼けとあめふりおの笑顔、そして最後のセリフにほっとして心が温かくなりました。