私が住んでいる地域では、日本の幼稚園にあたるキンダーは、年長から。そのため、娘は幼稚園に上がるまでにまだ2年もあります。おそろいの服を着て、みんなでいっしょに行く幼稚園って一体どんなところだろう?と、娘は好奇心を募らせています。この本は、幼稚園に着くまでのお話なのですが、自分の子どもの頃を振り返っても、通園・通学途中の道草の思い出は、意外に多く残っているものです。りすさんから、ぞうくんまで、大小様々な動物が、こうして仲良くいっしょに通う道は、毎日いろんなハプニングに出遭いながらも、楽しいものでしょうね。娘は、ぞうさんが木の枝にスモッグを引っ掛けて、ばたばた騒いでいる様子を、他の動物たちといっしょにハラハラしながら、手で顔を覆うようにして、薄目を開けて見ています。そして、ぞうさんが「えっへへ〜」と、恥ずかしそうに頭をかく姿に、娘も照れ笑い。何度読んでも、ほのぼのする絵本です。