お話は、土地が枯れて、何もかもなくなって、廃墟からたった一つだけ小さな木の芽が出て、また新しい土地が生まれる・・・と、なにか生命の神秘を感じさせるものでした。
でも、私は、お話よりも、とっても楽しんで描きましたというような、カラフルで楽しい絵が印象に残りました。
特に神の使い?らしいタネは、なかなか強烈です。
この太くて頑丈な手足を持ち、ダラダラ寝てばかりのタネを見るだけでも、十分に楽しめます。
息子は「なにこれ?ちょっと怖い」と言っていましたが・・・。
後半ぐんぐんと広がっていく森の描写もとてものびのびとしていて、眺めていて楽しい絵本です。