地獄パロディの作品かと思ったら、意外に本格的な地獄の造形でした。
主人公の男の子が、やや怪しげなお店で三輪車を買ってもらうストーリー。
三輪車専門店というのもすごいですが、
普通の三輪車がたくさんある中、唯一怪しげな三輪車を選ぶ主人公とお母さん。
すでに大物の予感です。
ということで、早速その三輪車で公園に遊びに出かけると、
三輪車のライトで周辺が地獄仕様になるという訳ですね。
ところが、主人公は怖がるどころか、楽しんでしまうのです!
主人公の純真さ、でしょうか。
これは意外でした。
しかも、地獄仕様は意外に本格的。
案外、地獄の本質を描いているのかもしれません。
見返しの解説も内容が深く、感心してしまいました。
もちろん、そこそこおどろおどろしいので、
幼稚園児くらいからお子さんの怖がり度に応じて、でしょうか。