現れ出たのは、黒いマントに、黒いぼうしの三人組。それはそれは、こわーいどろぼう様のお出かけだ。
最初から、かなり怖い雰囲気でお話が始まります。どんなどろぼう様かとハラハラしながらページをめくると、脅しの道具の紹介。これがまたまた不思議な武器。そして、獲物をしとめる方法といったら…
ある日、ひとりの女の子をさらって、隠れ家へ連れていった。それまで、たからものを使うことを知らなかった三人組は、その使い方を考えるのです。
その使い方が、とても悪い人とは思えなくて、もうドッキリです。表紙からは、想像できない意外はお話の展開に、顔がついほころんできました。本当にお目にかかりたい方々です。