私が子供のころ
原爆が落とされたのは
日本が戦争をし、悪いことをしてきたからだと
(だから落とされても仕方ないのだと)
小学校の先生に教えられました。
日本はいったい、世界に向けて、どんな恥ずかしいことをしてきたのか・・
わからないまま、
原爆を正当化したような理由を聞かされ、納得したようなふりをしてきました。
この絵本は
原爆被害により、ボロ雑巾のようになり死んでいく子供にスポットがあてられ
その死にように
笑い顔が怒り顔になってしまうお地蔵さんのお話です。
読んでまず思ったのが
「あぁ、こんな理不尽な原爆攻撃には、怒っていいんだ」という気持ちでした。
どんな理由があっても、原爆を落としたことは
正当化できようはずもないという、素直な気持ち。
それに気づかされた、とてもとても尊い本です。